いつも子育てお疲れ様です。
この記事は妊婦の妻に対してイライラしてしまう方にぜひ見てほしい内容です。
妊娠おめでとうございます!
待望の妊娠で嬉しい反面、妻の精神が不安定でダメだと分かっていてもイライラしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうことも。。。
でも安心してください。
みんな一度は経験します!笑
僕も現在、妻が2人目の子供を妊娠しています。
妊娠の影響だと分かっていても、ついイライラすることがあります。
しかし1人目の妊娠時に比べ、明らかに妻に対してイライラすることが減りました。
その理由は下記の3つです!
- イライラを減らす環境設定を実施
- 妊娠で起きる体の変化を理解
- 自分自身のアンガーマネジメント
この3つを実践すれば必ず妻に対するイライラが減ります。
ぜひ最後まで見てください。
イライラを減らす環境設定
共働きの場合、仕事に家事と毎日時間がありません。
イライラを減らす環境設定で一番必要なのは時間を作ることです。
会社員の1日スケジュールは大まかに3分割できます。
1日24時間のうち、睡眠と仕事で16時間がなくなります。
その他の8時間には、通勤時間、食事、入浴、トイレなど様々な時間が含まれており、完全に自由な時間は3〜4時間程度になると思います。
その他の8時間の中で出来るだけ自由な時間を作り出すことで、精神的な余裕が生まれます。
時間の余裕が生まれると精神的な余裕ができるため、イライラを減らせます。
時間の余裕を生むためには、まず時短家電と配送サービスの活用をおすすめします。
なぜこの2つをオススメするかというと、導入すれば誰でも時間節約の効果が得られるからです。
実際に我が家で時短家電と配送サービスを活用する前後の、時間の変化を紹介します。
活用前
洗濯:1時間
(洗濯機に衣服と洗剤を入れる、干す、畳む)
食器洗い:20分
掃除機:40分
買い物:1時間
合計:約2時間半
活用後
洗濯:20分
(洗濯機に衣服を入れる、畳む)
食器洗い:5分
(予洗い、食洗機に入らないものを洗う)
掃除機:0分
買い物:15分
(注文する商品の品定め)
合計:約40分
時短家電と配送サービスを活用し、約2時間の時間を節約!
1日2時間あれば、自分の好きなことに時間を使えます。
自由な時間がないとリフレッシュできず、どんどんストレスが溜まっていき、イライラします。
妻が妊娠してから人が変わったようにすぐ怒るため、こっちまでイライラする。
こんな経験がある人は、奥さんの時間的な余裕を作ることで怒られる頻度が減るかもしれません。
妊娠してから妻が家事を一切やらなくなり、仕事帰りに私が全てをやることになった。
あまりにもやらなすぎて怠けているだけではないかと思い、イライラする。
このような悩みがあっても、時短家電と配送サービスを使えば、自分自身の時間と精神の余裕が生まれます。
家事をするのが妻、夫のどちらであっても、出来るだけ家事にかける時間を減らすことは必須です。
上記で紹介したイライラしない環境づくりを妻の妊娠中にできれば、出産後も必ずゆとりができます。
出産後の方が妻の余裕はもっとなくなります。
産後の余裕がなければ、産後うつになる危険性が高まります。
今のうちに時間を買う癖を身につけ、環境を整えておきましょう!
オススメの時短家電
- ドラム型乾燥機付き洗濯機
- 食洗機
- ロボット掃除機
- 電気調理器具
オススメの配送サービス
- COOP
- oisix
- amazon
- 楽天市場
妊娠による体の変化を理解
妊娠により女性の体は外見、内面ともに様々な変化が起きます。
どのような変化があって、それがどんな症状と関係しているのかを分かりやすく説明します。
女性ホルモンの変化
女性ホルモンは2種類あり、エストロゲンとプロゲステロンです。
それに加えて妊娠すると分泌されるhCGホルモンがあります。
それぞれのホルモンの役割を簡単にまとめると以下の通りです。
hCGホルモン | 妊娠に重要なホルモン。 増加するとつわりがひどくなる。 8〜10週目がピークでその後減少するため、つわりも落ち着く。 |
エストロゲン | 女性らしさを作るホルモン。 セロトニン※の分泌を促すので、精神の安定に関与。 |
プロゲステロン | 妊娠すると増加するホルモン。 エストロゲンと拮抗した作用を作用をもつため、増加しすぎると精神が不安定に。 |
妊娠中に起きる女性ホルモンの変化は下図を参照。
妊娠初期にはhCGホルモンが急上昇し、つわりが起きます。
妊娠8〜10週でhCGホルモンが低下し始め、それと共につわりも軽減します。
産後にはホルモンの急激な変化により精神的に不安定になると言われています。
これはあくまで一般論であり、非常に個人差が大きいです。
つわりがひどくて入院する人もいれば、つわりがない人もいます。
その原因は医学的にはわかっていません。
しかし、どういう人につわりが少ないのかという傾向は見られるようです。
つわりがない、または軽い人は生活習慣が整っている、アンガーマネジメントができているとのことです。
もっと簡単にいうとメンタルが強い女性です。
ホルモンはバランスを保つことで精神的な安定を図ることができます。
夫が唯一できる対策は生活習慣を整えることと精神面のサポートです。
生活習慣を整えるとは具体的にどういうことでしょうか。
- バランスの良い食事を作る
- 十分な睡眠時間を確保できるよう家事を行う
- 適度な運動を体調に合わせて行う
- メンタル面をサポートする
これらができれば、妻の負担が減ります。
しかし注意が1点あります。
つわりは個人差が非常に大きく、食べれるものが限定され、気持ち悪くてまともに動けないこともあります。
その場合は、生活習慣を正すことよりも無理なく過ごすことを優先させましょう。
奥様のありのままの症状を受け入れ、無理せずできることをしてあげましょう。
夫がやるべきことは挙げてみるとたくさんあります。
そしてこれらを仕事から帰ってきて、全てこなすのは大変です。
できるところをやっていきましょう!
くれぐれも、無理して自分が限界を迎えないように気をつけてください。
精神面の変化
妊娠中から出産後にかけて精神的に不安定になってしまうことがよくあります。
先ほど紹介したホルモンの影響や体の変化によって精神面が不安定になってしまうのではないかという研究もあります。
しかし、共通して起きる精神的変化があるわけではなく、生活環境による個人差が非常に大きいです。
ではどのような生活環境にするのが良いのでしょうか?
一番の理想は妻の実家の近くに住むのがいいです。
その理由は2つあります。
- 実母、父に頼りやすい
- 姉妹や友人など身近な人で妊娠・出産を経験した人がいれば相談しやすい
妊娠から出産にかけて女性はかなり多くの不安を抱えています。
- 無事に生まれてくるだろうか
- 出産時の痛みはどんなもんか
- 生まれた後もちゃんと育てられるだろうか
- お金は大丈夫か
- 自分の体は元に戻るか
- 職場復帰できるだろうか
このように様々な不安があります。
そんな時に気軽に相談できる相手がいると非常に精神面が安定します。
その上、子育てを手伝ってもらえる環境があればなお良いです。
うちの妻の場合はご両親との家族関係もよく、地元の友達が近くに住んでいることから妻の実家の近くに住んでいます。
一番大事なのは、妻が子育てをしやすい環境なのかどうかというところです。
それが問題なければ、妻の実家の近くであろうが、旦那の実家の近くであろうがどこでも良いです。
妻にとって子育てがしやすい環境をよく相談して決めてください。
身体の変化
妊娠して起きる体の変化といえば、お腹が大きくなることです。
具体的にいうと子宮が大きくなり、周りの臓器を圧迫します。
それによって妊婦がよく抱える悩みの症状が現れます。
妊婦がよく抱える体の悩みは
便秘 | 胃腸が圧迫されて蠕動運動※1ができないため。 |
頻尿・尿もれ | 子宮のすぐ前にある膀胱が圧迫されるため。 |
動悸・息切れ | 心臓と横隔膜※2が圧迫されるから。 赤ちゃんに血液を送るため、普段よりも心臓から送る血液の量と回数が高いことが原因。 |
※1蠕動運動とは食べ物を運ぶために胃腸が波打つように動かしている動きです。
以下の動画の5分38秒から動画でわかりやすく見れます。
※2横隔膜とは呼吸時に働くお腹の内側の筋肉のことです。
以下の動画で確認できます。
赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなれば、他の臓器を圧迫して色々大変なんだなと思っていただければ十分です。
奥さんがわがままになっているわけではないので、しっかり支えてあげましょう!
アンガーマネジメントをする
アンガーマネジメントとは自分の怒りをコントロールすることです。
怒りの感情をなくすことはできません。
しかし怒りをコントロールできるようになれば、妊婦の妻に理不尽に怒られても、妻に対してのイライラを減らすことができます。
妊婦の妻にイライラしても良い
見出しだけを見ると誤解が生じそうですが、イライラしたら妻のことをほっとけばいいという内容ではありません。
妊娠して大変な思いをしているのは間違いなく妻です。
先ほど紹介した妊婦の体に起きる変化を理解しても、理不尽に怒られればムカついてしまうのは人間なので仕方ありません。
なので妊婦の妻に対してイライラすること自体は悪いことでもなんでもありません。
大事なことはイライラした後の対応です!
イライラした感情をそのまま妻にぶつけたら、妻の精神はさらに不安定になります。
僕も現在妻が妊娠中ですが、理不尽に怒られるとイライラします。
ですが常に怒り感情をコントロールしながらその後もコミュニケーションを取ります。
実際に僕が行っているアンガーマネジメントを紹介します。
気軽にできる怒りを紛らわす方法
まずは気軽にできる怒りを紛らわす方法です。
妻に理不尽に怒られた時、心の中で下の写真の真似をしてみてください。
アメリカ人がよくやりそうなお手上げの表情とジェスチャーです。
心の中でこれを真似すると結構イライラが減ります。笑
怒りをコミカルに変えてしまいましょう!
騙されたと思ってやってみてください。
妊娠前の妻と比較する
妊娠前の妻と比較したらかえってイライラが増えそうな気がしますよね。
僕が言いたいのは、「あんなに優しかった妻でも、妊娠するとこんな風に変わるんだ。」と素直に感じることです。
妊娠中だから仕方ないよねと割り切れた方が、イライラが減り、自分が楽になります。
怒りの感情を分析する
妻に対して怒りの感情が出た時に、なぜ自分は怒っているのかを冷静に分析すると怒りが落ち着きます。
しかしどうやって分析するかがわからないと思うので、まずは怒りについての簡単な知識を身につけましょう。
アドラー心理学によると、怒りの感情は二次感情であり、怒りの前段階として一次感情があります。
一次感情 | 不安、悲しさ、辛さ、落胆、悔しさ、苦しさ |
二次感情 | 怒り |
自分が怒っている原因は一次感情のなかのどれなのかを分析すると怒りが自然と収まり、冷静になります。
これができれば自分自身が非常にらくになります。
妊婦の妻との会話で、よくあるイライラする場面を例に挙げてみましょう。
これ片付けておくから休んでていいよ。
ありがとう。
ちょっと!これはあそこに置いてよ!
いつも私が置いてるの見てないの!?
見てない。
ここにおけば良いのね?
だから違うってば!
そっちじゃなくて、ここ!
(めんどくせーな。何が違うのかさっぱりわからん。
どっちでも良いだろ。。。)
あ、ごめんね。
こんな経験ありませんか?笑
夫が最後にイライラしている様子がありますが、夫はなぜイライラしたのか、一次感情を分析してみましょう。
- 悲しさ:妻の言いたいことがわかってあげられなくて悲しい
- 辛さ:怒鳴られて辛い
- 落胆:前はこんなことで怒らなかったのになぁという落胆
- 苦しさ:自分の中の細かいルールを押し付けられて苦しい
これらが複合的に合わさり、怒りの感情が芽生えていると考えられます。
分析する癖が身につけば、より明確に原因がわかると思います。
一次感情を分析すると、怒りの感情がだいぶ薄れます。
そうすれば妻に対しても冷静に対応できます。
絶対に体と言葉の暴力はやめましょう!
これは何があってもしてはいけません。
おわりに
妊婦の妻に対するイライラを劇的に減らす方法を3つに分けて紹介しました。
まずはイライラしにくい環境を作る、妊婦の体の変化を理解する、自分のアンガーマネジメントをする。
この記事で説明したことを全て実施できれば、間違いなく奥さんの負担は減ります。
一番大事なのは、妊婦の妻が子育てしやすい環境を作るということを是非とも頭に入れながら過ごしてください。
一人でも多くのパパが楽になり、その家族全体が余裕を持って過ごせるようになれれば幸いです。
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